Hyper-Vの仮想マシンのバックアップ&リストア①

バックアップ=『エクスポート』 & リストア=『インポート』

仮想化環境では、PC(マシン)のバックアップ&リストアが簡単!というメリットがあります。

物理PC(マシン)の場合は、物理環境(ハードウェア)にかなり左右されてしまい、バックアップは色々面倒で、リストアはそれ以上に面倒です。

仮想マシンの場合は、言ってしまえば、データファイルのコピペの様なもので、割とお手軽です。

また、同一仮想化ソフト上(ex. Hyper-V)にはなりますが、仮想化環境を動かす物理環境には左右されませんので、物理PC間の引っ越しも、簡単に出来てしまいます。

バックアップ&リストアの方法は、Hyper-V では、
 ● バックアップは、「エクスポート」操作
 ● リストアは、「インポート」操作
で行います。

仮想マシンのエクスポート

仮想マシンのエクスポートは簡単です。

ここでは、Dドライブに「Backup」フォルダを準備し、そこへエクスポートして見ます。

「D:¥Backup」

こんな感じです。

操作は、「Hyper-V マネージャー」にて行います。

※ ここでも仮想マシン「VPC002」を対象とします。

エクスポートは、仮想マシンが起動中でも実施出来ますが、何かの処理の途中だと、どの時点でエクスポートされたかが不明瞭となる恐れがあるので、個人的には、仮想マシンを「シャットダウン」してから行った方が良いと考えます。

「Hyper-V マネージャー」を起動

エクスポートしたい仮想マシン(ここでは「VPC002」)の状態が「オフ」となっている事を確認

対象仮想マシン(ここでは「VPC002」)を マウス左クリック で選択し、

マウス右クリックで、「メニュー」を表示し、

「エクスポート」を マウス左クリック

※ 対象仮想マシン選択後、「操作」メニューをマウス左クリックでも、OKです。


「ファイルの保存先を指定してください。」画面が表示

場所を入力(ここでは 「D:¥Backup¥」)し、

※「参照」で、場所を探すことも出来ます

「エクスポート」を マウス左クリック


エクスポート開始

進捗状況は「仮想マシン」欄の「状況」項目で確認出来ます

※ 画面にない場合は右方へスクロール

「状況」の進捗が消えた時点で、エクスポート終了となります。

以上で終了です。

エクスポート先のフォルダ構造はこの様になっています。

「D:¥Backup¥」の下に、仮想マシン名「VPC002」が作成され、

仮想マシン「VPC002」のファイル構造がそのままコピーされた様な感じです。

以上が、バックアップ(エクスポート)となります。

なお、今回は、同一のディスク上にバックアップフォルダを作成して試しましたが、

バックアップの観点では、異なるドライブ、リムーバブルディスクや、DVD・BD等のメディアに行った方が、良いと思います。

次は、リストア(インポート)となりますが、少し長くなりましたので、

次ページ『Hyper-Vの仮想マシンのバックアップ&リストア②』で。。。


作成  : 2022/03/30

環境  : OS Windows 11 Pro バージョン 21H2

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