Hyper-VでWindows11①(準備)
仮想マシンの準備
『Hyper-Vで仮想マシンを作成する②(小技)』で作成しました仮想マシン「VPC002」に、
Windows11Proをお試し(ライセンスキー無し)インストールする流れとします。
まず、環境ですが、仮想マシン「VPC002」は、前出の設定では、
● メモリ:4096MB
● ハードディスク 127GB
としました。
これらは、システム要件を満たしています。
ここで、今まで出て来なかったのが、CPU(プロセッサ)の数です。
推奨は 2コア となっておりますので、現状確認と修正を行います。
では、「Hyper-V マネージャー」を起動します。
画面左側「ハードウェア」欄の中央「プロセッサ」を マウス左クリックで選択
プロセッサの設定画面に遷移するので、
「仮想プロセッサの数」を 2 に変更し、
「OK」を マウス左クリック
★ 他に設定がある場合は「適用」で
これで、システム要件を満たす様になりました。
Windows11のISOイメージファイルを入手する
通常、Windows11のインストールには、インストール用のDVDメディアが必要ですが、
仮想環境の場合は、DVDメディアでは無く、ISOイメージファイル(以下 ISOファイル)の使用が良いです。
※ 第2世代の仮想マシンは、ISOファイルのみ使用可(DVDメディアはNG)
ISOファイルは、マイクロソフト社のWebページより入手します。
ダウンロードしたISOファイル の名称ですが、バージョンや、ダウンロードの時期により、名称が変わります。
確認したの範囲では、
21H2:Win11_Japanese_x64v1
22H2:Win11_22H2_Japanese_x64v1 or Win11_22H2_Japanese_x64v2
23H2:Win11_23H2_Japanese_x64
ISOファイルを仮想マシンに接続する
ダウンロードしたISOファイル [ Win11_Japanese_x64v1] は、どうやって使う?
仮想マシンにDVDドライブ(これも仮想)を接続し、ISOファイルを紐付けて使うという事になります。
まず、仮想マシン「VPC002」の状況を確認しましょう。
前出のプロセッサの確認と同様に、VPC002の「設定」画面を開きます。
画面左側の「ハードウェア」欄の、「SCSIコントローラー」項目を確認しますと、
「ハードドライブ」は存在していますが、現状、DVDドライブはありませんので、
ここに、DVDドライブを組み付けて、ISOファイルを紐付ける操作を行います。
「SCSIコントローラー」の配下に、「DVDドライブ」が追加される。
右側も「DVDドライブ」画面に遷移
ここの「メディア」項目に、ダウンロードしたISOファイルを指定します。
ダウンロードしたISOファイルは、ここでは、以下の場所にありますので、これを指定します。
C:¥Users¥TESTUSER¥Downloads¥Win11_Japanese_x64v1.iso
Windows11で忘れてはいけない事
Windowsも今まででしたら、上記設定で仮想マシンの電源ONで、インストールが始まるのですが、
Windows11から、もう一手間かかるようになりました。
Windows11のシステム要件に、
『トラステッド プラットフォーム モジュール (TPM) バージョン 2.0』
というものがあり、
この為に、古いPCは、10からバージョンアップ出来ないなど、物議を醸しておりますが、セキュリティ上仕方なく。。。
仮想マシンでも、この点意識が必要です。
では、どうするかですが、
引き続き、VPC002の「設定」画面から、
補足:確実にISOファイル(DVD)から起動させたい場合
通常、DVDドライブを追加し、ISOファイルを紐付けて置けば、
仮想マシンの電源ONで、ISOファイルからインストールが始まるのですが、
しばらく待っても、何故か反応が無い時があります。
そのような時は、DVDドライブから、優先的に起動する設定をしてみましょう。
作成 : 2022/03/13
変更 : 2023/11/05 バージョン 22H2,23H2 に関わる追記
環境 : OS Windows 11 Pro バージョン 21H2