Windows11ProでHyper-V 準備②

仮想スイッチを準備する

さて、では仮想マシンを作りましょう、、、と行きたいところですが、その前に!

準備しておいた方が良いものがあります。

それは、『仮想スイッチ』です。

『仮想スイッチ』は、「仮想マシン同士」~「物理マシン(管理ホスト)と」~「インターネットと」接続する為に必要となります。

特に、仮想マシンへのOSのインストールやアップデートなどを考えると、インターネットへの接続が必要になりますので、仮想スイッチの準備は避けられないかと。

インターネットへの接続は、『仮想スイッチ』と、物理マシンのネットワークカード(アダプタ)を結び付ける事で可能となります。

※ なお、デフォルト(初期状態)で、「Default Switch」が存在しますので、コチラを使えば良い筈なのですが、ナンダカ上手く行かない事がある為、新たに準備しようと言ったお話でもあります。

それでは、準備しましょう。


準備編①で確認した、「Hyper-V マネージャー」を起動します。

スタートメニューを開き、準備編①の様に、

「すべてのアプリ >」→「Windowsツール」→「Hyper-V マネージャー」と選択

または、

画像の様に、

スタートメニューで、「Hyper-V」と検索し、


最も一致する検索結果に「Hyper-V マネージャー」が表示されるので、

そのまま「Enter」


「Hyper-V マネージャー」が起動します。


画面左の一覧で、物理マシンが選択されていない場合は、マウス左クリックで選択

※物理マシン(PC)の名称です。

画面右の「操作」メニューの表示が変わり、「仮想スイッチマネージャー」が出てきますので、マウス左クリックで選択

※ Hyper-V マネージャーでは、物理マシンをサーバーと呼んでおります。

※ 本格的な運用では、複数台のサーバー(物理マシン)を管理しますが、現在の使用では、自分のパソコン一台が表示されます。


「仮想スイッチ マネージャー」が、起動します。


これから、仮想スイッチを設定しますが、まず、「種類」を選択します。

★ 3種類あり、以下、ザックリ纏めます。

● プライベート

仮想マシンを複数作成した場合、その仮想マシン間で、通信可能となります。
仮想マシンでの閉じたネットワークが作れます。

● 内部

上記に加えて、物理マシン(管理ホスト)とも通信可能とします。

● 外部

上記に加えて、物理マシンが繋がったネットワークにも通信可能とします。
その為、インターネットへのアクセスが可能な場合、可能となります。


ここでは、「外部」を選択し、「仮想スイッチの作成」ボタンを マウス左クリック。


「新しい仮想スイッチ」と言う名称で、外部ネットワークの仮想スイッチの設定画面が表示されます。

これで、問題が無ければ、「適用」ボタンをマウス左クリック。

ですが、名称が「新しい仮想スイッチ」では、良く分からなくなりますので、ここでは、「外部ネットワーク」と変更します。

★ ここで、画像の「外部ネットワーク」項目の表示にオヤ?と思われたのでは。。。

ココでは、「Microsoft Hyper-V Network Adapter」となっております。

本来ココの表示は、「Intel(R) Ethernet Controller I225-V」の様に、物理マシン(パソコン)のネットワークアダプタの機種名が表示されます。

これには訳がありまして。。。    手掛かりはこちら →「Windows11:Hyper-VでHyper-V?

という事で、チョット紛らわしいですが、物理マシン(パソコン)のネットワークアダプタの機種名が入る想定で。。。


これで、問題が無ければ、「適用」ボタンをマウス左クリック。


ネットワーク接続が中断される旨、メッセージが表示されます。

しょうがないので、そのまま「はい」をマウス左クリック。


以上で、「外部ネットワーク」仮想スイッチが設定されましたので、

「OK」ボタンをマウス左クリック で終了。

以上で、「仮想スイッチ」が設定は終了です。

用途によって「内部ネットワーク」なども作成しておくと良いかもです。


作成 : 2022/03/03

環境 : OS Windows 11 Pro バージョン 21H2

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