Hyper-Vの仮想マシンを削除する
「Hyper-V マネージャー」を使った削除
お試しなどが終わり、不要になった仮想マシンですが、
そのまま置いておくのは、ディスクの無駄遣いですので、さっさと削除しましょう。
という事で、削除も作成同様、「Hyper-V マネージャー」を使用します。
以上で終了。簡単です...
だが、しかし!!!
実は、終わっておりません。
今までの操作では、定義情報は削除されますが、
一番容量が大きく場所を取る、ディスクファイルが削除されません。
うーむ。
もう少し詳しく...
フォルダの場所を『Hyper-Vで仮想マシンを作成する②(小技)』で設定した内容で説明しますと、仮想マシン(ここでは「VPC002」)のフォルダ構造は、図の通りとなっています。
「削除」操作では、このうち赤枠で示したディスクファイルが、残されます。
その他のファイル・フォルダは、きれいに削除されます。
なお、Snapshotsなどの上位フォルダは残ります。これも邪魔かな...
では、どうする?
エクスプローラーを起動し、中のファイルごと該当フォルダを削除します。
なんて事は無い、一発技でも無く、あまりオシャレじゃないですけどね。。。
削除対象フォルダですが、ここでは、
Dドライブ直下のHyper-Vフォルダ「D:¥Hyper-V」の中です。
エクスプローラーを起動し、「D:¥Hyper-V」まで進め、
該当フォルダ(ここでは「VPC002」フォルダ)を削除します。
完全削除(ゴミ箱に入れない)とする為、[Shift]キーを押しながら、ゴミ箱アイコンを マウス左クリック
これで、仮想マシンフォルダの中身は、仮想マシンフォルダ諸共消えてなくなります。
※ 削除時、ファイルが使用中でエラーとなる場合があります。
その時は、少し(1分?)待ってから再チャレンジ 、駄目ならパソコン再起動で。
この様に、仮想マシン別に保存フォルダを作成して置くと、分かり易く、削除の時にも便利です。
という事で、『Hyper-Vで仮想マシンを作成する②(小技)』は、個人的には良いと考えます。
Windowsターミナル(PowerShell)を使った削除
PowerShellは、ここでは、「Windowsターミナル(管理者)」を使用します。
※「スタートボタン」マウス右クリックのメニューで呼び出せます
PowerShellコマンド
Get-VM で、確認
Remove-VM ”VPC002” で、削除
してみます。
残念ながら、削除結果は「Hyper-Vマネージャー」と同じでしたので、あまり使う機会が無いかな?と思います。
ディスクファイルや不要フォルダも一括して削除する場合は、スクリプトを組め!という事でしょうか?
作成 : 2022/03/16
環境 : OS Windows 11 Pro バージョン 21H2