baserCMS4 テスト環境の構築①(準備)

システム要件

「baserCMS4」のシステム要件は、以下です。

  • Webサーバー:Apache
  • 開発言語:PHP7.4
  • データベースサーバー:MySQL5以降(MariaDB可)or PostgreSQL8.4以降 or SQLite3
  • 必須Apacheモジュール:Rewrite
  • 必須PHPモジュール:GD2、libxml、cURL、mbstring、PDO
  • 推奨PHPモジュール: Zip
  • 管理システム対応ブラウザ:Chrome・Firefox・Safari・Microsoft Edge最新版
  • メール送信環境:sendmail(Postfix、qmailなどsendmail互換MTA可) or 外部SMTPサーバ

詳細はこちら → https://basercms.net/about/system

上記を踏まえ、ここでは、Hyper-V上の仮想マシンのUbuntu Server に、構築してみます。

Ubuntu Server 仮想マシンは、以下の手順で作成しております。

① Hyper-VでUbuntuServer①(準備)
② Hyper-VでUbuntuServer②(インストール)
③ Hyper-VでUbuntuServer③(LAMP環境構築)
④ Hyper-VでUbuntuServer④(FTPサーバー構築)
Hyper-VでUbuntuServer⑤(phpMyAdmin導入)

上記仮想マシンの、LAMP環境の各バージョンは、

  • Ubuntu Server 22.04.2 TLS
  • Apache 2.4.52
  • MySQL 8.0.33
  • PHP 8.1.2

となっております。

なお、「メール送信環境」が要件にありますが、今回は、ローカルのテスト環境という事で、割愛しております。
(まだ不勉強な面もあり...)
よって、以降、メール送信の処理が発生する場合は、エラーとなってしまいます。
(無視出来る?と思います。)

準備①(モジュール類)

Apache、PHP、MySQL のバージョンは、システム要件を満たしておりますので、OK

後は、「Apache」「PHP」の、足りないモジュールの導入となります。

「Apache」

Rewriteモジュール(mod_rewrite.so)を有効化します。

(アクセスのあったURLを、指定したルールで書き換えてから処理するモジュール)

モジュールの有効化は、コンソール画面より、以下のコマンドで行います。

sudo a2enmod rewrite

次に、設定ファイル「apache2.conf」の修正を行います。

(該当ディレクトリ内での書き換えの許可設定)

対象ファイルをviエディタで開きます。

sudo vi /etc/apache2/apache2.conf

「i」キーを押し、インサートモードに切り替え

該当行の ”None” を ”All” に変更します。
       < Directory /var/www/> 
        Options Indexes FollowSymLinks
        AllowOverride All          ← 172行(None → All)
        Require all granted
       < /Directory> 

「Esc」キーを押し、インサートモードを解除

セーブして終了します。
  :wq
  [Enter]

「PHP」

必要なモジュールは、「phpMyAdmin」の導入時、ほぼインストールされていますので、以下、足りないものを追加します。

※「システム要件」では明示されていませんが、「php-xml」が必要です。 

sudo apt install php-xml

「必須PHPモジュール:libxml」は入っていても、これを入れないと、bacerCMSインストール時の「インストール環境の条件をチェック/DOMDocumentの利用」チェックでエラーとなります。

Apacheの再起動

最後に「Apache」を再起動します。

sudo service apache2 restart

 

以下、実画面での操作の流れです。

不要でしたら、次の『準備②(baserCMS用データベースとユーザーの作成)』へ

 

Ubuntu Server のコンソール(黒い画面)にログインします。

※すでにログインしている場合は不要です。

ログイン名を入力し、「Enter」キーを押す

パスワードを入力し、「Enter」キーを押す


ログイン後、プロンプト「~$」が表示されたら、

コマンド 「sudo a2enmod rewrite」を入力し、「Enter」キーを押す

初回は、パスワード入力を求められるので、入力し、 「Enter」キーを押す

※ sudo コマンドでは、パスワードを要求されます(初回 及び 15分間隔)


処理が動き、プロンプト「~$」が表示されたら、

コマンド 「sudo vi /etc/apache2/apache2.conf」を入力し、「Enter」キーを押す

メッセージに「restart apache2」と表示されていますが、restartは、ここでは行わず、後で纏めて行います。


viエディタが起動 


「i」キーを押し、インサートモードに切り替え

該当行の ”None” を ”All” に変更します。
       < Directory /var/www/> 
        Options Indexes FollowSymLinks
        AllowOverride All          ← 172行(None → All)
        Require all granted
       < /Directory> 


「Esc」キーを押し、インサートモードを解除

「:wq」を入力し、「Enter」キーを押し、ファイルを保存


ファイル保存のメッセージが表示され、

プロンプトに戻る


次に、PHPのモジュール「php-xml」をインストールします。

コマンド「sudo apt install php-xml」を入力し、「Enter」キーを押す


インストールの準備処理が動き、処理を続けて良いかの確認応答待ちとなるので、

「y」を入力し、「Enter」キーを押す


インストール処理が進み


プロンプトを表示して終了


PHPのモジュールを確認

コマンド「php -m」を入力し、「Enter」キーを押す

3点追加されています。


最後に、Apache を再起動

コマンド「sudo service apache2 restart」を入力し、「Enter」キーを押す

以上で、モジュール関係は終了

再起動のコマンドは、「sudo a2enmod rewrite」の処理時表示された、
コマンド 「sudo systemctl status apache2」でも良い様
使い慣れた方で、良いと思います。

準備②(baserCMS用データベースとユーザーの作成)

「MySQL」に、baserCMS用のデータベースとユーザーを作成します。

ここでは、

データベース名    : bc_db
ユーザー/パスワード : bc_user / pass0001

とします。

「MySQL」のデータベースとユーザー作成は、下記コマンドでも出来ますが、

sudo mysql
create user 'bc_user'@'localhost' identified by 'pass0001';
create database bc_db default character set utf8;
grant all on bc_db.* to 'bc_user'@'localhost';

ここでは、「phpMyAdmin」を使用して行ってみます。

以下、実画面での操作の流れです。

ブラウザ(ここでは Edge)にて、「phpMyAdmin」を起動します。

接続先:http://192.168.100.1/pma

ログインユーザ名/パスワードは、

Hyper-VでUbuntuServer③(LAMP環境構築)」のMySQL動作確認時作成したものです。

ユーザ名 :db_admin
パスワード:pass0001

「ログイン」ボタンをマウス左クリック


「phpMyAdmin」の画面が開いたら、

左側のデータベース一覧の「新規作成」を マウス左クリック

上部の「データベース」タブでも良いです。


「データベース」画面に遷移

作成するデータベースの名称を設定(ここでは、「bc_db」)し、

「作成」ボタンをマウス左クリック

照合順序:utf8mb4_0900_ai_ci は、そのままにしておきます。

(まだ不勉強の為、触らない)


「データベース:bc_db」画面に遷移

「権限」タブをマウス左クリック


「権限」画面に遷移

項目「ユーザアカウントを追加する」をマウス左クリック


「ユーザアカウントを追加する」画面に遷移

・ユーザ名を設定(ここでは、「bc_user」)
・ホスト名は、「ローカル」を選択
・パスワードを設定(ここでは、「pass0001」)
・「データベース ***** へのすべての権限を与える。」にチェックが入っている事を確認(ここでは、「bc_db」)

画面を下方にスクロール


画面最下の「実行」ボタンをマウス左クリック

「実行」ボタンですが、例では「右端」にありますが、画面の大きさによっては、「左端」となります。


「新しいユーザを追加しました。」と表示し、処理終了


データベース「bc_db」にアクセス出来るユーザは、

左側のデータベース一覧から、「bc_db」をマウス左クリックし、

「権限」タブをマウス左クリックで、確認出来ます。

「bc_user」が、「データベース固有」で追加されています。


以上で、baserCMSインストール前の、準備作業は終了です。


作成 : 2023/07/16

環境 : OS Windows 11 Pro バージョン 22H2 「Hyper-V使用」
     Ubuntu Server バージョン 22.04.2 LTS
      Apache 2.4.52
      MySQL 8.0.33
      PHP 8.1.2
      vsftpd 3.0.5
     FFFTP バージョン 5.8 (64bit)
     phpMyAdmin バージョン 5.2.1

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